資本主義においてお金を増やすということ　2

今回は前回の続きだね。



資本主義においてお金を増やすということはリスクをとるしかないということなんだけど現実の経済と深く結びついていて複雑なんだ。


現実の経済と深く結びついていて複雑？



たとえば妖怪ウォッチの時計を例にとってみると・・・・・。まずは作品がヒットして欲しい人が増えて販売する時計が売り切れになる・・・。


そうなると値段が上がるんだね。需要が供給に対して多くなりすぎているからでしょ？



その通り！そうなると更にニュースなどで取り上げられて欲しがる人が増えてくる。そして更に価格が上昇してしまうんだ。


買えないとわかったらても欲しくなるものね。



そうだよそして定価3～4000円程度の時計が2万円近くで販売されることに・・・・。完全にバブルだよ！


でもバブルってわかっているなら関わらないようにしたら良いんじゃない？



ところが資本主義では簡単にゲームから降りることは出来ないんだ。時計を作る会社は時計をつくって儲けているから一度生産しはじめたら簡単に止められない。おもちゃを卸している卸屋さんも時計を売り続けることで商売をしているし、実際に売っているおもちゃ屋さんだってお客さんの要望によって妖怪ウォッチの時計を売り続けるしかなくなるんだ。


急にやめることは出来ないんだね。



その結果どんどんバブルが膨らんでいくんだ。これは株や投資信託の値段についても同じことが言えるんだよ。株よりも投資信託のほうが緩やかだけどね・・・・。


バブルが膨らみつづけるわけには行かないからいつか弾けるんだね・・・・。



その通り、しかしながらわかっていてもそのゲームに参加するしかお金を増やすことは出来ないのが資本主義なんだ。


だからみんな損をするかもしれないバブルのような状態に参加するんだね。



結局、弾けたときに逃げ遅れた人が損害を蒙るのが資本主義ってわけだよ。

今日のポイント

バブルは資本主義では繰り返される

資本主義ではバブルをつくるゲームに参加せざるを得ない

バブルが弾けたときに逃げ遅れた人が損をする

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