金融機関がつぶれたら投資信託はどうなるの

取引している証券会社がつぶれたら投資信託はどうなるの？



投資信託は投資家の資産なんだよ。それを証券会社が預かっているだけなんだ。


証券会社が預かっているだけ？



そうだよそれを保護預かり制度というんだ。


保護預かり制度？



普通は会社が潰れたらその潰れた会社の資産は債権者に差し押さえられたりするんだ。

債権者に差し押さえ？



潰れた会社に貸し（お金やモノなど）がある人達が潰れた会社の財産から貸し（お金やモノなど）を返してもらおうとすることさ。たとえばパン屋さんが潰れたら小麦粉をツケで売っている業者がパン屋さんの財産からツケを返してもらおうとすることだよ。

つぶれた会社の財産からでツケを払ってもらうという意味？



そうだよ！でも、投資信託のような保護預かりとなっているものは差し押さえることができないんだ。元から証券会社の財産ではないから証券会社の財産とは分けて管理されているんだよ。所有権はあくまでも投資家にあるんだよ。

所有権？



投資信託の持ち主である権利という意味さ。


実際に潰れたらどういうことになるの。



投資家は二つから選ぶことが出来るんだ。他の証券会社に預けかえるかあるいは解約するかだ。

なるほど投資信託が消滅することは無いんだね？



そうだよ！でも面倒くさいことは避けるに越したことはないね。だからあまり人気の無いファンドは買わないほうがいいかもね。

人気のないファンド？



純資産総額が少ない投資信託（ファンド）は、とりあえず避けたほうが良いね。30億円くらいを目処にしたらどうかな。

純資産総額？



純資産総額＝基準価額（1口当たり）×受益権総口数で表されるんだけどちょっと難しいから別に覚えなくて良いよ！純資産総額は簡単に調べられるからチェックするだけで良いよ！

金融機関がつぶれても大丈夫なんて、ある意味で銀行に預けている預金よりも保護されている感じだね。



ある意味そうだね！今日はココまで！

今日のポイント

金融機関が潰れても投資信託が没収されることは無い


投資信託には保護預かりという制度で守られている。


投資信託の所有者はあくまでも投資家であり金融機関ではない

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