TOP > 初心者投資口座 >

初心者がお金を増やす投資信託の手数料

投資信託の手数料ってそんなに大切なの？

投資信託に限らず投資において、手数料はもっとも大切なチェックポイントの一つだよ。投資の金額が増えたり年数が経ったりした時にお金の増え方に大きな違いがでるからね。

お父さんは前回「買ってはいけない投資信託」はハイリスク・ハイリターンの投資信託ではなくて手数料が高い投資信託だって言ってたけどどうして？

ハイリスク・ハイリターンの投資信託はリスクが高いけどお金が大きく増える可能性もあるから、場合によっては買ってもいいんだ。でも手数料が高い投資信託というのは自分がとったリスクの割にリターンが少なくなるから買ってはいけないんだよ。

リスクに対してリターンが少なくなる？

自分のお金を危険にさらしたのに、その割にはお金がもらえないということさ！たとえば自分がカメラマンだったとして「近くの公園に写真を撮りに行く」のと、「戦場に写真を撮りに行く」のだったら、当然戦場の写真を撮ったときの報酬が多くないと嫌だろう？

そりゃそうだよ。危ないもの戦場は・・・。

それと同じことなんだ！手数料が高いというのは戦場に赴くカメラマンを例にとると、飛行機代が高いみたいなもんなんだよ。飛行機は値段が高いと席がファーストクラスになったりするけど、どこで買っても購入する金融商品自体に全く違いは無いんだ。だったら手数料は安い方がいいだろう？

そうだね・・。でもなんとなくピンとこないなぁ。

例えば購入手数料3％と手数料無しの投資信託があったとしてそれを100万円購入したら3万円の違いが出るだろう。1000万円なら30万円そして1億円なら300万円も違いがでるんだよ。

確かに・・・すごい金額の差だね・・・・。

みんな電気屋さんではテレビを買うとき値段をしっかり見るけど、金融商品を買うときは意外と手数料を見ずに買ったりしているから不思議だね。どうせみるなら金融商品の手数料をしっかり見たほうがお得なのに・・・。

なるほど手数料にはどんな種類があるの？

「販売手数料」と「信託報酬」そして「解約時の手数料」だよ。金融機関がくれる目論見書（もくろみしょ）に必ず書いてあるから確認する癖をつけるように。でも小さな字で書いてあるから注意して読む必要があるね。買う前に必ずチェックしよう！実はざっくり言うと販売手数料全部と信託報酬の内の半分が販売した金融機関（銀行　証券会社　保険会社など）に入るから実は金融機関は手数料の高いものを売りたいんだ。金融機関が儲かるということは・・・・。

買う人が損するんだね・・・。

その通り！解約時の手数料は文字通り購入したときと解約する時にかかる手数料だよ。信託報酬というのは毎年かかるので一番チェックが必要な手数料なんだよ

うーん。なんか難しくなってきたな。じゃあ何を買えばいいの？

まず、解約手数料はあまりたいしたインパクトがないから無視してもいいよ。そして購入時の手数料はインターネット証券なら無料のもの（ノーロード投信といいます）があるのでその中から選ぼう！信託報酬に注意しながらね。信託報酬が1％を超えたら購入はやめたほうが良いね・・・。

明確な基準があるんだね。

これはお父さんが決めた基準だけど、この基準で購入すると大きな間違えをしにくいと思うよ。遊園地に例えると購入時の手数料が高いと入場料が高いようなもんで、信託報酬は乗り物代と考えるといいよ。乗り物代は毎回（毎年）とられるので特に注意が必要なのさ。

なるほど！よくわかったよ。わぁーよくみると購入時の手数料が3％を超えているものも結構あるねー。信託報酬も2%近いものもあるねー。

信託報酬も2%なんて本当にぼったくりバーより怖いよね。毎年2％確実取られるわけだから・・・。1千万円運用していたら毎年20万円も手数料取られるんだよ・・・。1億円なら200万円・・・。それでは効率的にお金を増やせないよ！

知らないって恐ろしいね・・・。

でも実際に多くの人が買っているからね。本当に知らないと金融機関に好き放題やられちゃうよね。資産運用コンサルティングなんて言ってこんな商品をお客さんに買わすのは詐欺に近いよね。

でも何で手数料にこんなに差があるの？

それは投資信託の種類によるんだ！次回説明するよ。今日のところは大切だからよく復習しといてね！