債券に投資する投資信託とは？

お父さん債券って何？株は何となくわかるけど・・・。



債券とは国、地方公共団体そして企業が発行する借用証書のようなものだよ。国が発行しているものを国債、地方なら地方債、企業なら社債と呼ぶんだよ。


借用証書かぁ。



最初から返済期間と利率が決められているんだ。例えば10年物の国債1％なら償還期限が10年で年に1％の利子が受け取れるんだよ。株式の配当は会社の業績によって変わるけど債券の利子は変わる事はないんだよ。

じゃあ債券の方が株式よりいいんじゃない。



投資の原則は？


「ハイリスク・ハイリターン」「ローリスク・ローリターン」・・・・。



そうだよ債券は値動きも小さくリスクは小さいけどお金の増え方も少ないんだよ。


リスクをとらないとお金は増えないんだね。



その通り！だからお父さんは4つに分けて投資信託をしているんだ。覚えているかな？4つの投資信託。

「日本の株式に投資するもの」「日本の債券に投資するもの」「海外の株式に投資するもの」「海外の債券に投資するもの」だよね！



その通り！値動きか極端にならないように種類を分けてバランスをとっているんだ。一般的に債券は株式と反対の動きをすると言われているんだ。だからバランスをとるのにちょうどいいんだよ！

債券はインフレに強いの？



株式ほど強くないんだよ。考えてごらん・・・。債券はあらかじめ利率が決められているだろう？だから途中でインフレが起こることはあまり好ましくないんだよ。インフレがおこると相対的に受け取る利子が減ってしまうだろう？

受け取る利子の金額は同じでも価値が減ってしまうということだね。



その通り！よくわかったね。債券の中でも「ハイリスク・ハイリターン」「ローリスク・ローリターン」の関係はあるんだよ。例えば優良でピカピカの会社の借用証書と貧乏なボロボロ会社の借用証書どちらが良い？

それは優良でピカピカの会社の借用証書だよ。



そうだろう！だから優良でピカピカの会社より貧乏なボロボロ会社の債券の利回りの方が高く設定されているんだ。じゃないとお金が集まらないだろう？

そっかボロボロのほうがリスクが高いから利子もいっぱいもらえるんだね。



そうだよ国債でも日本の国債のほうが南アフリカの国債より利回りが低いよね。

なるほど。よくわかったよ！



債券の話は実はすごく奥深いんだけどあまり細かく話すと初心者は混乱するからこの程度おさえていればいいよ。今日はここまで！

今日のポイント

債券とは国や地方公共団体そして企業などが発行する借用証書


債券はインフレに強くない


債券の利回りは発行者の内容により変わる

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