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投資信託を活用した本物の長期投資

お父さんは長期投資って言うけど何年からが長期投資なの？

難しい質問だね！「長期」に明確な年数はないんだよ。よく証券会社などで「長期に投資することをおすすめします。3年以上は投資された方が・・・。」などと言われることがありますが、3年を長期と考えるのは明らかにおかしいと思うよ！

3年は長期じゃないんだね・・・。

デイトレーダーの人たちからみたら3年は充分長期投資だと言えるかも知れないけどお父さんの言っている長期投資というのは将来を見越した上でのもっともっと長いスパンの投資を意味しているんだ。

何十年ってこと？

明確な決まりはないけどそんなイメージだよ！第十回　複利の力で増える投資信託で教えた通りお金が急激に増えるのは年数が経ってからなんだ。複利の力は年数が経てば経つほど威力を発揮するんだよ。

ながーく投資したほうがいいんだね。

その通り！長期投資は短期間で成果を挙げようとするのではなく長い年月をかけて自分のお金を大きく増やそうというものなんだ。それには手数料が低いインデックスファンドで市場平均を購入していくことが有効なんだよ。

よく投機とか投資とか言われるけど違いは何？

投機は短期間でお金を急激に増やそうというもの・・・。投資は長期間でゆっくり大きくお金を増やそうというものだと考えると良い。短期間で急激に増やすにはそれなりに大きなリスクをとらなければならないのでお勧めしないよ！

短期間で急激に増やすには・・大きなリスク？

何度も言っているように明日相場が上がるか下がるかなんて誰もわからないんだ。でも「長期間でみたら上がるんじゃないの？」という考え方が長期投資の指針なんだ。でも短期で儲けようとするとギャンブルと同じように上がるか下がるかをリスクをとって当てに行かないといけないんだ。

ギャンブルと同じ・・・。

ギャンブルは大もうけする人もいるけど損をする人も多いだろう？短期投資はそんな投資方法だと言えるね。みんな調子が良い時しか自慢しないけど短期で大儲けした人の影には大損をした人がいっぱい居るんだよ。

大損をした人がいっぱい？

そうだよ！短期で投機的な取引で儲かっている人はジャンケンで勝ち続けているようなもんなんだよ。たくさんの人がやっていたら中にはジャンケンで10連勝する人もいるよね。そんな人が脚光を浴びているから短期でも儲かると誤解させられるんだ。

ジャンケンで負けている人がいっぱい居るということだね。

その通りだよ負けている人は脚光を浴びないから目立たないけど確実にいっぱい居るね。だから本当に着実に投資でお金を増やそうとするなら長期投資以外ありえないんだよ。そのことを肝に銘じておくように！短期で勝っている人のほとんどは運がいいだけだよ！

そうなのかぁ。なんか簡単に株で儲けましたとか本を書いている人が結構居るけど・・。

投機という短いスパンでは経済の成長はほとんどないと考えると得をした人の分必ず損をした人がいるという「ゼロサム」の関係が成り立つんだよ。

「ゼロサム」？

勝っている人の金額と負けている人の金額を足すと「０」になるという意味さ。みんながハッピーになるためには経済の成長が前提にあってそれには長い期間が必要なんだ。だから本物の長期投資を志す必要があるんだよ。

短期的に勝つのは運で、長期的に経済が成長すれば参加者みんながハッピーになるんだね。

その通り！だから勉強して長期に正しく投資し続ければ「運」ではなく参加者のほとんど勝者となることが出来るとお父さんは思うんだ。将来的に1年間に使うお金より1年間に増えるお金が多くなれば使っても使ってもなくならないということも可能になるね。

それは凄い！

だからこそ本物の長期投資をじっくりとやる必要があるんだ。今日はココまで！